家づくりにかかる費用 ご存知ですか?vol.1

「さあ!家を買おう!」

・・・と思い立ったのはいいけれど、何から始めたらいいんだろう・・?

となる人もおられるでしょう。

そんな皆さんのお悩み解消となるよう、家づくりに関する記事を書いていきますので、よろしくお願いいたします。

家づくりの第一歩と言えばお金の話。

今回は、「住宅購入の際に必要となる費用は?」という疑問にお答えします。

家づくりには様々な費用が必要になります。

簡単に思いつくところは、土地購入費用と住宅建築費用ですよね。この二つだけならわかりやすいのですが、これ以外の費用がたくさんかかるのが家づくりです。

ご相談者の方から、「当初の予算をオーバーしてしまった」という言葉は多く聞かれます。

計画が進めば進むほどに、追加費用が襲ってきます。

・・・なかなかの恐怖です。

費用が必要なのは避けられません。

大切な事は、早い段階で費用の全体像を掴むこと。是非、この記事を参考にしていただいてストレスの少ない「家づくり」を進めてください。

というわけで

まずは費用の内訳を知りましょう!

◆土地購入の費用

まずは土地代金。そのほかに必要なのが、仲介手数料です。

他に必要な費用は・・

土地を買うためには売買契約をします。契約のためには契約書。契約書には印紙。印紙を貼るということは印紙代ですよね。

更に・・

固定資産税精算金という費用が発生します。この費用は一年分の固定資産税を所有権移転した日を境に、売主・買主のそれぞれで按分するための費用です。

・仲介手数料

・契約印紙代

・固定資産税精算金

 

ちょっとお得な話

数は多くないですが、仲介手数料が発生しない物件もあります。その多くはハウスメーカーが販売している物件です。興味のある方は、ハウスメーカーの営業マンに聞いてみましょう!

◆住宅建築にかかわる費用

次に住宅建築にかかわる費用です。この費用は大きく二つにわかれます。家を建てるために必ず発生する費用と敷地の条件により発生する費用がありますので、分けて説明しますね。

まずは必ず発生する費用。

・本体工事費

・付帯工事・仮設工事費用

・建築確認申請費用

・設計現場監理費用

・電気・ガス・水道工事費(分担金含む)

・オプション費用(太陽光発電・床暖房など)

・外構工事費

・エアコン・カーテン・照明工事

・消費税

・契約印紙代

 

建物本体工事費やオプション工事は、建築会社毎で設定している仕様や金額設定、見積範囲もまちまちです。

費用が知りたいときは、必ず会社毎に確認するようにしましょう。

また、エアコン・カーテン・照明工事は、建物とセットで注文する人と自分で用意する人がおられます。そのため見積もりを別途にするケースも多くみられます。

総額予算の把握のためには、「ハウスメーカーに頼む」「自分で用意する」に関わらず、算入もれの無いように注意してください。

次に、敷地により必要になる費用です。

これらの費用は、家を建てる敷地条件により大きく費用が変わります。発生しない敷地は0円ですが、必要な場合は何百万円もかかる場合もあります。

もし土地を購入して家を建てる場合は、購入する前に「費用が発生するのか?」「いくらなのか?」しっかりと確認してください。

資金計画を大きく狂わせる要因ですので、特に注意が必要です。

・上下水道引込工事費

・浄化槽設置工事費

・地盤改良工事費

・造成工事費

・小運搬費用(道が狭くて運べない)

・近隣対策費用(ガードマン費用など)

・解体工事費(古家がある場合)

相場よりも安い土地を見つけた時は、特に注意です。

「安い土地はまず疑って!」

掘り出し物の土地はありません。これらの費用が発生するから安いんです。

土地の売買契約をしてからでは手遅れです。契約する前に建築のプロの目で、しっかりチェックしてもらいましょう。

◆それ以外の費用(諸費用)

最も算入もれが多い費用が諸費用です。この費用は見積書に記載されてない場合も多いので、自分でしっかり管理をしないといけません。

「家具や家電購入のための大切なお金が、土壇場で他の諸費用に消えてしまった」って

事がないよう、必ず最初に予算取りをしてください。

・住宅ローン事務手数料

・登記費用

・火災保険料

・引越費用

・つなぎ融資費用

・家具家電購入費用

・不動産取得税

 

金融機関や借り方で住宅ローンの事務手数料は変わります。火災保険も加入の仕方で変わりますので、比較検討も重要ですね。

いかがでしょうか?

以上が家づくりのために必要な費用の内訳です。

スムーズでストレスの無い家づくりのために、早い時期に予算の全体像を把握することが不可欠です。

是非、俯瞰的に予算を見えるようにしてください。

次回は、各費用の目安の金額をご紹介していきます。